横浜ベイシェラトンホテルでワーク・ステイケーション ~高級デスク&チェアが体験できる横浜ワーケーション~

横浜駅の西口地下街から直結する便利な立地の「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」は、外国人の宿泊利用が多いイメージですが、日本人もあこがれる世界の高級ホテルチェーンの1つです。
今回、同じく横浜駅前に本社を構えるオフィス家具メーカー「オカムラ」とコラボして、ワーケーションに最適な「ハイスペック・ワークルーム」プランをリリースされたということで、さっそく編集長が体験宿泊取材をさせて頂いた様子をリポートいたします!

横浜駅西口から徒歩3分に広がる異空間

横浜駅は、いつまでも工事中で完成しない様子から「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ばれてきましたが、ついに西口の再開発ビルもオープンし、地下街も新しくなり、便利で歩きやすい街に生まれ変わりつつあります。

今回の取材先「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」は、ジョイナス地下街の中央通路を歩いてすぐの地下1階にもエントランスがある大変便利な立地にある高級ホテルです。

今回のワーケーション向け新プランは、お仕事に集中できるようにとAM8時からチェックインでき、翌日14時までの最大30時間の滞在が可能ということで、早起きして朝一番で利用を開始してみました!

駅前にひときわ大きくそびえ立つ(横浜ベイシェラトンホテル公式ホームページより転載)

エレベーターで1Fロビー階に上がって、フロントでチェックインです。
プラン内容の説明のあと、お部屋で頂ける「ランチ」を4種類から選び、お届け時刻の希望を伝えます。
今回は「ステーキ丼セット」を11:30にお部屋に届けていただくようにお願いしました。
お昼休みを楽しみに、まずはお仕事を頑張るべく、エレベーターにカードキーをかざして19階のお部屋に移動です。

最高すぎるデスクワーク環境

扉の向こうにどんなワーケーション空間が待っているのか、胸を高鳴らせつつ入室します。
高級感あふれる室内は、横浜駅前の雑踏など全く感じさせないような、静かで落ちついた空間が広がっていました。

入室してまず目を引くのは、窓際に鎮座するオカムラ社製のオフィス家具セットです。
オフィスデスク「REGAS(リーガス)」は、天板全体が電動で上下に昇降すると同時に、その一部を手前に傾斜させて使える画期的な構造です。サイズや購入方法にもよりますが、買うと23万円くらいする高級デスクです。

オカムラ社製の高級オフィス家具を利用できます

またチェアは、テレワーカーの憧れの的である「Contessa II(コンテッサ セコンダ)」で、こちらもオプション次第ですが、15万円前後はするチェアです。
いまはテレワークの広がりで注文が殺到しており、納品待ちが続いているとか。

横に目を移すと、キングサイズの大きなベッド、奥には丸テーブルとチェアのくつろぎスペースが用意されています。46平米のお部屋には2方向に窓があるので、室内は明るく開放的な気分になれる空間です。

一人で過ごすにはもったいないくらいの広さと設備

レースのカーテンを開けると、そこには青空と横浜駅の景色が広がり、一瞬で心がリフレッシュされました。

室内の備品類も充実!

再びデスクに目を戻すと、Zoom会議などを想定したリング照明や読書用のLEDライト、また各種ステーショナリーがおしゃれに配置されています。
サイドデスクには、プリンター/コピー/スキャナとして使える複合機もあり、この室内だけですべてのデスクワークを完結できそうです。

ホテルにお願いすると、室内で軽い運動ができるヨガマット・バランスボール・フォームローラーなどもお借りできます。
また空気清浄機やアルコール除菌シートも多めに用意してくださっていて安心です。

お仕事がグングンはかどる!

取材当日は本気で仕事をすべく、午前と午後にZoom会議を4本と、取材記事の原稿書き、SNSの更新や資料を読むなどのタスクを詰め込んでいましたので、さっそくお仕事開始です。
作業に集中しつつも、ふと目を上げたときに広がる風景にいやされつつ、作業を加速します。

天気が良い日でラッキー♪

WiFi接続は安定して下り100Mbps以上、また引き出し内にあるLANケーブルを壁から引き回して接続したところ、有線では下り770Mbpsと、超高速で安心快適です。

私は自宅でも、別のメーカーさんの電動昇降式デスクを使っているので、Zoom会議は「立って話す派」です。
さっそく好みの「120cm」に上げて、天板も手前に傾斜させてカメラ位置を目線に合わせたら準備完了。

明るく快適な空間の影響からか、Zoom会議はとても和やかに進み、自分の中からいつもよりも前向きな発言や提案が出てきたように感じました。個室なので機密漏洩の心配もなく、あえてバーチャル背景を消して、ホテルの個室の風景をZoomで見ていただくことで、初対面の方との会議でも「ワーケーション談義」で盛り上がり、楽しい雰囲気で商談を進めることができました。

Zoom画面はこんな背景に

ランチはルームサービスで

あっという間に午前の時間が過ぎ、お楽しみの「ランチタイム」です!
11:30ちょうどにお部屋のドアがノックされ、男性スタッフさんがルームサービス用のワゴンに乗せて室内まで運んできてくださいます。

注文しておいた「ステーキ丼」セットが到着!

このランチは、ホテル側がワーケーションで働く宿泊利用者さんのことを考えて、あえて「レンジで温めて食べるのに最適な調理状態」で届けてくださるそうで、添えられた「お召し上がり方」に従って、500Wで1分30秒ほど加熱します。
ちなみに、シェラトンさんでは顧客体験を重視して、通常は室内に「電子レンジ」は設置していないそうですが、このワーケーション向けプランのお部屋にだけは特別に設置されたそうです。

お肉も温野菜も味噌汁も温かくて美味しく頂きました

食後は少し休憩として、PCをHDMIでテレビに接続して、時間があれば見たいと思っていた、ソフトバンクグループ孫さんの決算会見を2倍速再生でチェック。室内にはHDMIケーブルの備え付けは無いので持参してつなぎましたが、昇降デスクからは場所が少し離れているため、ランチ用のワゴンに乗せてつなぎました。

また室内には「UCC」の最高級のコーヒー(ブルーマウンテン)や紅茶、緑茶などが楽しめるマシンやフィナンシェ(焼菓子)もあって、昼食後だけでなく、長時間の滞在中に入れる複数回のコーヒーブレークでも、わざわざ外のカフェまで行かずに楽しめるなど、至れり尽くせりのおもてなし環境です。

「ハイスペック・ワークルーム」の滞在は、1泊2日の1名利用で「29,000円~」という設定のため、体験する前は「少しぜいたくかな?」とも思えたのですが、この環境で仕事をこなせている自分自身を少し誇らしく感じながら、タスクをこなしてゆきました。

このプランで提供されるサービスの詳細や問い合わせ先については、下記のプレスリリースをご確認ください。

お腹も心も満足したので、再びお仕事スイッチをオンにして午後のタスクに取り組みます。

プールとストレッチでリフレッシュ!

Zoom会議が一段落した14:30に、7階にあるフィットネスクラブのプールで軽く泳いでみました。
プール内には平日でしたが、宿泊者やメンバーさんが数名利用されていたので、写真撮影はできませんが、こんな感じです。

天窓からも光が差し込む開放的なプール(横浜ベイシェラトンホテル公式ホームページより転載)

1時間ほど泳いだり、チェアで横になったりして体と心が軽くなったので、シャワーを浴びて部屋に戻り、少しストレッチもしてみました。動いた後に筋肉を伸ばすと、とても爽やかな気分になります。

フォームローラーで筋膜リリース

良い状態にメンテできたので、もうひと踏ん張り、夕方までSNS発信や記事原稿などをどんどんこなしてゆくうちに、少しずつ日も暮れてきました。

ただ、この素敵なキングサイズルームをこのまま明日まで一人で専有するのはもったいないと思い、ホテル側の取材窓口の方とご相談して、急遽、私のパートナーの女性にも、夕方から翌日の朝食まで、一緒に過ごしてもらうことになりました!

室内は二人で過ごすことを想定している設備や広さで、バスルームもかなりゆったりした作りになっています。

取材をさせて頂いた2021年6月上旬の時点で、神奈川県内には「まん延防止等重点措置」が出ている影響で、ホテル内のレストランは一部が休業となっており、横浜駅前の飲食店でもアルコール類の提供はストップされていました。

そんな中で、今回はパートナーと二人で、ジョイナス地下街でお惣菜や飲み物などを買ってきて、室内でマスクを外してゆったりとした時間を過ごさせて頂くことができました。

朝食ビュッフェは「神奈川朝食」♪

静かで寝心地のいいキングサイズのベッドでゆっくりと休み、翌朝は在宅でのテレワークに戻るパートナーにあわせて早めに起床し、朝7時から始まる朝食ビュッフェ「神奈川朝食」を楽しませて頂きました。
今年4月にリニューアルされたばかりだそうで、神奈川県産の食材にこだわったバラエティー豊かなメニューが並びます。

神奈川の地産地消にこだわった食材はどれも美味しそう!

横浜産の新鮮なお野菜は、生産者さんたちのお顔も見えて安心安全です。
オムレツなどの卵料理や干物はその場で調理してくれるのも嬉しいですね!

特に湘南そだち米「はるみ」がとっても美味しくて、私もパートナーも何杯もお代わりしちゃいました(笑)

大満足の朝食を終えて、食後のコーヒーも頂いたあと、部屋に戻ってパートナーを見送り、2日目のお仕事を開始しました。

この部屋でワーケーションをする「価値」とは?

2日目はあいにくの雨ですが、いまは午後1時過ぎ、朝からここまでいくつかのタスクをこなしつつ、30時間ほどの滞在も残り1時間ほどでチェックアウトです。
今日は少しデスク環境を変えてみようと、ノートPC用スタンドと外付けキーボードを追加して作業してみましたが、やはり使い慣れたこの環境のほうがキー入力ははかどります。
「だったら自宅でテレワークしたらいいじゃんじゃないの?」という自分の内なる声と対話しつつ、フィナンシェと紅茶を頂き、窓の外の風景を眺めながら、この場所でワーケーションをする価値について考えてみました。

正直、この1泊30時間の体験に「29,000円」を支払えるワーケーターはかなり限られると思います。
まず分かりやすい価値は「総額で約40万円のオカムラ社製のデスクとチェアをじっくりお試し利用できる」こと。
つまり「泊まれるショールーム」として、この金額を支払う価値を感じる「購入検討者」には体験価値があるでしょう。

それならばぜひ、ショールームとして商品を提供されているメーカーさんに「スポンサー」になってもらうことで、潜在顧客としてのワーケーション利用者が支払う宿泊費用の半分をご負担いただくなど、何らかのコラボ企画を検討して頂けたら素敵だなと考えました。
もしかすると、シェラトンさんのような大手ホテルでは、そういった企画は難しいのかも知れませんが、今後テレワークが当たり前になる中で、高級な家具や家電を体験しながらワーケーションできるホテルには、可能性があるのではないでしょうか?

ペアでのワーケーション宿泊が最適かも?

また今回は急遽、2名での宿泊に変更させて頂くことをご承諾頂き、ホテル側の窓口ご担当者様には感謝しております。
やはり一般的なワーケーターには、横浜駅前での1名宿泊で3万円近い金額を支払うことは、かなりのハードルです。
そこで、この素晴らしいワーケーションプランを広めるためにも、ペアでのワーケーション宿泊プランをご提供されてはいかがでしょうか?

「室内にオカムラのデスク・チェアはワンセットしかない」という声も出そうですが、カップルが二人ともテレワーカーなら丸テーブルもありますし、高級デスクとチェアを交代で使うことで、オカムラの家具を在宅勤務用に2セット購入してくれるかもしれません(笑)

横浜ベイシェラトン「ハイスペック・ワークルーム」の施設レビュー

最後に、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ「ハイスペック・ワークルーム」でのワーケーションを評価します。

「ハイスペック・ワークルーム」のレビュー
立地条件・アクセス
 (5)
デスク・チェア環境
 (5)
WiFi/ネット環境
 (5)
設備充実度
 (5)
コストパフォーマンス
 (3)
バケーション的な魅力
 (4)
総合評価
 (4.5)

横浜駅西口から徒歩すぐの立地は星5つでも足りないくらい便利です。
デスク・チェア環境は言わずもがなですが、ぜひ多くの方にこの快適さを体感して頂きたいレベルでした。
WiFi/ネットも高速で、室内もホテル内も設備の充実度は満点です。
やはり難点は「価格」で、星3つとなりましたが、もしペアステイのプランが+1万円以内でご提供頂けるなら、たぶん星4つ以上にできるかなと感じましたし、二人で一緒ならバケーションの魅力も更に上がるかと思います。

長時間のステイを一人で過ごすのは、やはり孤独ですので、二人が一緒に、ランチやプールや素晴らしい朝食を共に楽しめたら、さらに素敵な体験となるでしょう。
新しい宿泊体験を提供する挑戦を続けている「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」には、ぜひそんな「横浜ワーケーション」をご提供していただくことを願うばかりです。