茅ヶ崎でファミリー移住の下見ワーケーション(前編)〜【山】茅ヶ崎でグルメ&ワークスペース〜

湘南エリアに位置する「茅ヶ崎市」は、都心へのアクセスや自然環境の良さから、家族5名(妻・11歳双子・2歳児)で移住を考えている私も元々気になっていた湘南エリアの一選択肢でした。

茅ケ崎市広報キャラクター えぼし麻呂とミーナ(茅ヶ崎市役所HPより)

今回のワーケーション体験企画では、そんな私が実際に茅ヶ崎市に行って、一泊二日の移住下見ワーケーションを実施してきました。日をまたぐ滞在ということもあり、内容も豊富なので、前編と後編の二部作でお届けします!

「茅ヶ崎」という移住選択肢

コロナ感染症の影響で、なし崩し的に始まったリモートワークですが、一年半近くが過ぎ世間一般に大分浸透しました。日々の通勤から解放され、家賃の高い都市部に住むメリットも大分薄れてきています。

コロナ前は、都心から地方に住むとなると、その土地で農業やお店を開業等、いわゆる第二の人生やスローライフといった一部の限られた人が出来るというイメージでした。しかし現在、会社は都心で自宅は地方でも仕事に大きな支障は出なくなりました。これはコロナがもたらした数少ない有益な副産物の一つでしょう。

とはいえ、完全リモートワーカーは少数で、多くはハブリット(週1~2度は出社)勤務の為、いざとなったときには東京に通える距離の場所に人気が出てきています。

実際に不動産サイト「SUUMO」を手掛けるリクルート住まいカンパニーによると、2020年7月中古戸建物件の閲覧数は、都心から1時間~1時間半圏内の葉山・鎌倉エリアや湘南エリアで、同年1月と比べて非常に多くなっています。

一回目の緊急事態宣言が終わって約1か月の2020年7月頃からすでに移住を考えている方は多かったようです

今回の記事の主役である茅ヶ崎市も載っていますね。

この前編の記事では、湘南グルメ「茅ヶ崎メンチ」とコワーキングスペースチガラボを含む茅ヶ崎【山側】の様子をメインに記述していきます。
(後編では、滞在した「8HOTEL CHIGASAKI」や茅ヶ崎【海側】もご紹介しますので、ぜひ楽しみにしていてください!)

茅ヶ崎市ってどういう場所?

赤いピンが茅ヶ崎駅、その周辺が茅ヶ崎エリアです

茅ヶ崎市は、神奈川県中南部、いわゆる湘南地域に位置する人口約24万人の都市です。

面積は約35.7平方km…というと、分かりづらいですが、約6km四方で佐藤光市長のお言葉を借りるならば『適(ちょうどいい)』、自転車で隅から隅までいけてしまうコンパクトで住みやすい街です。

また、都心まで約60分と、通勤必須の方には非常に便利です!

そして、なんとイギリスの国際情報誌「Monocle(モノクル)」2020年1月号で発表された「世界のベストスモールシティ25」では、茅ヶ崎市が第5位に堂々ランクインしました!世界の茅ヶ崎市と思うと、一気にスケールが広がりますよね!

まさか…!?とお思いの方、Monocleのサイトから抜粋した証拠です

日本語に訳すと以下になります。

『東京から電車でわずか1時間、山と海に囲まれる茅ヶ崎は、まるで田舎の隠れ家のようです。街は自転車移動がしやすいように整備されているため、近くのビーチを訪れるのなら、自転車がおすすめです。街全体に美味しいレストランが点在しており、街の中心部にいかずともお好みの料理を食べることができます。温暖な気候と、治安の良さ、まさにこの街は「静かな東京」と言えるのではないでしょうか。』

ベタ褒めですね(笑)

茅ヶ崎駅から市役所へ、まずは情報収集!

JR東海道線茅ヶ崎駅、都心からもアクセスしやすい!

茅ケ崎駅北口を出ると徒歩5分で市役所があり、そこで移住に向けた情報収集を開始です。

広い緑のエリアの先に見えるきれいで近未来的な建物が茅ヶ崎市役所です

色々、小冊子をもらってきましたが、中でも市民向けの市民便利帳「ちがさきlife」はかなり役に立ちました。茅ケ崎市の行政サービス一覧はもとより、茅ケ崎ライフスタイルWebマガジン「♯ちがすき」とコラボした特別企画「わたしのこんな暮らし方」はまさに移住検討している私にはぴったりな内容でした。

右上に見えるのが「ちがさきlife」、本格的に移住をお考えの方はぜひ!

茅ヶ崎の【山側ウォーク

事前の下調べと市役所での情報収集の結果、茅ケ崎駅の北口が【山側】、南口が【海側】と大きく分かれていることが判明しました。初日は茅ケ崎駅の北側に位置する【山側】を歩いて下見をする事にしました。

海!というイメージの茅ヶ崎の二面性:【山】茅ヶ崎と【海】茅ヶ崎

市役所を後にして、国道一号線を茅ケ崎西ICに向かって歩いていきました。

駅から5分も歩けばすぐに住宅街となっており、お昼前でしたが人通りもまばらです。

あまり人気も無くベッドタウンといった印象です。

10分も歩くと、ファミリーレストランやドラッグストア・商業施設等が沿線に並んできました。日常生活をする分にはこのあたりにお店がたくさんあるので非常に便利です。

観光地湘南エリアにしては、人通りも少なく、生活感が溢れる道でした

ただし、いわゆる「湘南」茅ケ崎というイメージの海については山側に居を構えた場合、常に感じるのは難しいかもしれません。

湘南名物、「茅ヶ崎メンチ」

茅ケ崎の散策も一通り落ち着きたところで、お腹が空いてきました。今回のお昼は湘南野菜とお肉の美味しいなんどき牧場さんにお邪魔しました。

赤い屋根のオシャレなレストラン、なんどき牧場

地元で愛されて51年の老舗レストランです。湘南エリアでも名をはぜる「茅ケ崎メンチ」はお店の名物となっており、テイクアウトはもちろんのこと、お取り寄せまで対応しています。

熱々、ほくほくの茅ヶ崎メンチ!

コロナ前であれば、地元湘南産のお野菜を使ったサラダバーが非常に人気だったようですが、コロナ感染症予防の為、現在は個々盛で対応しています。

コロナ前の湘南産野菜を使ったサラダバー 

私はランチメニューの「アジフライ&茅ケ崎メンチセット」を注文しました。

サクサクの衣と新鮮なアジの相性は抜群!

大きく肉厚でフワフワのアジフライと肉汁溶け出すジューシーな茅ヶ崎メンチのコンビネーションは、箸が進むこと間違いないです。私はご飯を二杯もお替りしてしまいました(笑)

コワーキングスペース「チガラボ」

こじんまりとした居心地の良い空間

お腹も満たされたところで、今度は駅前のチガラボさんにドロップインでお邪魔して実際に作業をして参りました。茅ケ崎駅徒歩5分の場所にありアクセス抜群です。

ドロップイン(2時間利用)で550円とお小遣い制の私としては非常に助かりました(笑)

料金表:お財布に優しく、オプションも豊富

茅ヶ崎というエリアの特徴そのままの、こじんまりとした心地の良いスペースで、作業が進みます。

作業風景、デスクのスペースもゆったりと確保できます

通信速度も爆速の320Mbps!

これなら、テレワークし放題!

フリードリンク制でユーザーのためにウォーターサーバーが設置されているので、喉が乾いても安心です。

ドリンクコーナー

2時間ほど利用させて頂きましたが、商談をされている方やWeb会議をしている方、外国の方、タブレット学習をするお子さん、学生服を着た高校生等…
本当に多種多様な利用者がいらっしゃいました。普段では知り合えない様な方々と出会えるコワーキングスペースならではの魅力ですね。

フェスの集合写真:本当に多種多様な方がいらっしゃいます!


そんな人と人との出会いを大切にされているチガラボさんでは湘南エリアをフィールドとして自分なりに取り組む『チガラボによるTAKURAMIサポート』という活動をされています。まずは動いてみたい、仲間を募って考えてみたい、といった気軽で漠然としたレベルのTAKURAMIを応援・サポートして新しいプロジェクトを生み出し成長させて行ける素晴らしいプロジェクトです。

メンバーさんのTAKURAMIで埋め尽くされた壁

茅ケ崎に引っ越して来たら、チガラボさんはマストで利用したいと思います!

施設のレビューは以下の通りです。

「チガラボ」のレビュー
立地条件・アクセス
 (5)
デスク・チェア環境
 (3.5)
WiFi/ネット環境
 (5)
設備充実度
 (4.5)
コストパフォーマンス
 (5)
バケーション的な魅力
 (5)
総合評価
 (4.5)

立地アクセス・ネット環境・コストパフォーマンスは、徒歩5分・爆速WiFi・2時間550円ということを考えると文句なしの星5つです。
デスク・チェアは、居心地の良い雰囲気を作り出していたものの、座り心地や快適さという観点から見れば、一日ずっと座っているのは少しきついだろうな、ということで星3.5です。
設備は、メンバーの方がおすすめ本をおける本棚やバーカウンター等のコミュニティ形成がしやすくなる設備づくりに重きを置いている印象を受けました。

特筆すべきは、チガラボさんのバケーション的な魅力です!
「人との出会い」という人的魅力、そして自転車などを利用すれば簡単に海に出ることもできるという場所的魅力が相まって、最強のコワーキングスペースになっています。

茅ヶ崎のワーケーションの出発地点として、ぜひ利用してみてください!

ワーケーション環境の整った「8HOTEL CHIGASAKI」

今回、滞在したのは2020年7月にオープンした「8HOTEL CHIGASAKI」さんです。その様子は、後編で詳しくお伝えしたいと思います!

茅ヶ崎でファミリー移住の下見ワーケーション(後編)〜【海】茅ヶ崎でホテル&海岸〜