葉山・森戸海岸「Casa Corona」で海水浴ワーケーション ~働き遊ぶ歓びを味わうビーチハウス~

COVID-19の世界的な流行で、大きく影響を受けたブランドの一つが、Corona Extraを展開するコロナビールでしょう。
同社が葉山町森戸海岸に、ワークスペースを併設したビーチハウスCasa Coronaを、7月9日(金)〜8月31日(火)の2ヶ月間オープンしたと聞き、体験取材に行ってきました。

葉山・森戸海岸へのアクセス

三浦半島の西側に位置する葉山町へは、京浜急行電鉄でのアクセスがオススメです。
横浜駅から最寄りの「逗子・葉山駅」まで、約30分ほどで到着です。

逗子・葉山駅 南口」を出たら、すぐ目の前にある②番バス停から「逗12」のバスに乗り、約15分ほどの「森戸海岸」バス停で下車します。

バス停から徒歩5分ほどで、「森戸海岸」のビーチに到着です。

青い海が広がる森戸海岸のビーチ

Casa Coronaのご紹介

ビーチに立ち並ぶ海の家の中でも、ひときわ目を引く木の建物が「Casa Corona」です。建物の上には、ビール好きにはおなじみの王冠のロゴが迎えてくれます。

オシャレな外観のCasa Corona
建物の前にオープンデッキが広がる大型ビーチハウス

右手の「RECEPTION」と書かれた入り口へ上がると、ドリンクや料理を注文できるカウンターがあり、店長の矢代(やしろ)さんたちスタッフが明るく元気に出迎えてくれます。

滞在中に細やかな気配りをしてくださった店長さん

ワークスペースは1day利用料が2,000円事前予約も可能です。
受付で荷物を入れるロッカーの鍵を受け取って、すぐ隣のワークスペースに移動します。

快適なコワーキングスペース

ワークスペース内は広く、木のデスクとチェアは使い勝手も良いので、長時間での滞在でもストレスを感じない環境です。何よりも目の前に広がる相模湾と葉山のビーチに、時おり心を奪われます。
私は午前11時に到着しましたが、すでに何人かの利用者さんがお仕事をされていました。

スペース内には、後ろのカーテンを閉められる半個室ブースも2つあります。ビデオ通話などで集中したい場合には、こちらが空いていれば使いたいところですが、取材中も人気で、早めに行って確保することをオススメします。

半個室ブースは人気なので早めの確保を

ワークスペース内のすべての席に電源が準備されています。
窓の外には素晴らしい風景が広がり、この場所で果たしてお仕事に集中できるかどうか?
あまりワーケーションに慣れていない方は、たくさんのお仕事を持ち込もうとしないほうが良いかも知れません。

窓は全面開放できます!

半個室が埋まっている場合は、組み立て式の半個室デスク「Think Lab HOME」の貸出しもあるそうなので、スタッフさんに相談してみましょう。

テレワーカーに人気の「THINK Lab HOME」

ワークスペースの奥にはマットエリアもあり、丸テーブルにPCを置いてイヤホンを付け、オンライン会議をしている方も何人かいらっしゃいました。

ゆったり過ごせるスペース

ワークスペースの扉から出ると、ワーケーション利用者専用のテラス席もあり、デスクやカウンターで思い思いにお仕事ができる作りになっています。

WiFi速度も計測してみましたが、安定して300Mbps以上が出ていましたので、業務に支障はないはずです。

WiFiも高速

ワークスペース利用中は、ソフトドリンクが無料で提供され、ワークスペース内の専用のカウンターから、スタッフさんに注文できます。(アルコール類やフードは別料金)

冷たいソフトドリンクは飲み放題

なお、今後の緊急事態宣言の状況などにより、アルコール類の提供中止営業時間の変更の可能性もあるため、事前に公式Twitterなどで営業状況をご確認ください。

海の家としても文句無し!

Casa Coronaには、ワーケーション専用スペースの他に、一般の利用者さんが飲食を注文すれば利用できるソファやカウンター席もあります。平日の取材でしたが、他の海の家と比べても多くの利用者さんが来て、ソーシャルディスタンスを保ちながら、それぞれに楽しい時間を満喫されていました。

温水シャワーやパウダースペースも用意され、水回りは清潔です。

各スペースをチェックし終えたので、お仕事は一段落です。
ここはやはり最大の楽しみの1つ、コロナビールで乾杯します!

ライムを添えて提供してくれます

ライムを絞って、喉の乾きを潤しながら、夏を満喫できる有り難さを感じました。

関係者の想いを聞く

今回の取材に対応してくださった、PRチームの西川(にしかわ)さんと、偶然、現地でワーケーション中だった、コロナビールの提供元である「Anheuser-Busch InBev Japan」のクリスさんに、Casa Coronaの企画意図や想いをインタビューさせて頂きました。

ワーケーション中だったクリスさん

コロナビールでは、2019年から葉山・森戸海岸と共に「フリープラスチックビーチ」の実現に取り組んできました。
昨年の夏は、残念ながら活動ができませんでしたので、今年はこのご時世に何ができるか検討した結果、リモート勤務で通勤時間が浮いた一方で、仕事とプライベートとの境目が分かりにくくなっているという新たな課題が見えてきました。

そこで「ON(仕事)とOFF(遊び)のシームレスな切り替えができる施設」として、この「Casa Corona」でのワーケーション企画に取り組むことになりました。

コロナが掲げる「THIS IS LIVING」は、人生における本質的な豊かさや歓び、価値観の大切さを示唆するブランドメッセージです。施設内では、できるだけプラスチックは使わず、飲食の容器は紙製で、ドリンクもジャーマグを使うなどの工夫を通じて、自然を愛し、日常の喧騒から離れ、仲間と一緒にかけがえのない時間を作り出すきっかけをご提供できればと思います。』

仕事と遊びの両立

まさに「ライフ・ワーク・インテグレーション」の時代にぴったりなCasa Coronaには、取材当日にも10名ほどの方がワーケーションに来ており、その中のお一人で、東京からいらした女性にお話しを聞くことができました。

『ずっと在宅勤務で引きこもり、少し「コロナうつ」のような感じになってしまったので、葉山に住んでいる知人がこの場所のことを教えてくれて、思い切って来てみました。都内からも電車ですぐ来れるし、素晴らしい環境で楽しいです!』と笑顔で語ってくださいました。

疲れを癒やしてくれる葉山の海

そして次は、ワーケーションの楽しみの1つのランチタイムです。
Casa Coronaでは、メキシカン料理を含めて、コロナビールに合うスパイシーなメニューを中心に、普通の海の家とは違う上質な食事ラインナップから選ぶことができます。

ワークスペースとしての営業は平日のみで、週末には全体が海の家としての営業になり、プロによるSUPやマインドフルネスのコースも用意されているそうです。

週末にはSUP講習会も開催

滞在中、私も何度か海水浴を楽しみ、ビーチハウスに戻って温かいシャワーを浴びたら、再びお仕事モードにスイッチです。Casa Coronaからオンライン対談番組にリモート出演させて頂きました。

この出演で本日のお仕事は終了。
コロナビールを使ったオリジナルカクテル「コロナサンセット」を頂きながら、海辺に遊ぶ人々と、江ノ島に沈む夕日を眺めていました。

Casa Coronaの施設レビュー

Casa Coronaのレビュー
立地条件・アクセス
 (3)
デスク・チェア環境
 (5)
WiFi/ネット環境
 (5)
設備充実度
 (5)
コストパフォーマンス
 (5)
バケーション的な魅力
 (5)
総合評価
 (4.5)

記事の中でもご紹介したとおり、デスク・チェアは木製ですが、滞在中に不快感を感じることはなく、WiFi環境も完璧です。設備も充実しており、この環境を1日2,000円で利用できるならコスパも最高です。
眼前に広がる葉山の海でバケーション感も満点ですが、やはり電車とバスを乗り継いでのアクセスのみがマイナスポイントです。しかし、それを差し引いて、仮にまん延防止措置などでアルコール提供がストップしたとしても、十分に訪れる価値のあるビーチサイドのワーケーションスペースとして、自信を持ってオススメいたします
(7/22以降の営業状況については、公式Twitterなどでご確認ください)

ちなみに、ワーケーション中に配信した番組のアーカイブ動画はこちらです。
途中、電波状態が少し悪くなったり、風切り音が入ったりしてお聞き苦しい部分がありますが、現地の雰囲気を動画でご覧いただけると思います。

「余暇中心」のワーケーションに最適

この「Casa Corona」のように、仕事(ON)と余暇(OFF)を、同じ場所でシームレスに行き来できることが、ワーケーションの醍醐味の1つです。
プレスリリース文からも読み取れる通り、コロナ禍で「働き方や生き方が自由で多様になりつつある現在だからこそ体験できる、新しいライフスタイルを提案」するために、しっかりと検討され、企画されたワーケーション施設であると感じました。

ただこの場所では、どうしても「余暇中心」になってしまいそうなほど魅力が満載で、私もこの記事の下書きを現地で仕上げるつもりでしたが、帰宅後の深夜に書くハメになってしまいました(笑)

ぜひこの夏、はじめてのワーケーションを平日の葉山の海で体験してみてはいかがでしょうか?