【動画公開】「ワーケーションペルソナ」詳細解説

神奈川ワーケーションNavi」では、2022年1月時点の日本国内でワーケーションを実践している先進的なワーケーター像を6つのタイプにまとめた「ワーケーションペルソナ」を公開しました。
ワーケーションによる地域活性化や関係人口増加を目指す自治体や、コロナ禍で失われたインバウンド旅行客に代わる平日の需要を喚起したい宿泊・旅行事業者、および働き方改革による離職防止や採用促進につなげたい企業などが、ターゲットユーザ像の明確化や、施策の議論などに「ワーケーションペルソナ」を無償で自由にお使いいただけます
また働く個人の視点からは、場所に縛られない新たなライフ・ワークスタイルを考えるきっかけとしてご活用ください。

ワーケーションペルソナ」ご利用時の注意事項

ワーケーションペルソナ」は、完全無料にて自由にご利用いただけますので、以下の注意事項にご留意ください。
・ペルソナを転載される際には、部分的な切り取りはせず、各Typeのページ全体を掲載してください。
・転載時には必ず「出典:神奈川ワーケーションNavi」という記載と共に以下をリンクしてください。
 https://workation.kanagawa.jp/persona/
・「ワーケーションペルソナ」に関するお問い合わせは、以下の問い合わせページまでご連絡ください。
 https://workation.kanagawa.jp/contact/

「ワーケーションペルソナ」 解説動画

こちらのYouTube動画では、公開した「ワーケーションペルソナ」について、編集長・福田が詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

「ワーケーションペルソナ」詳細解説 YouTube動画

「ワーケーションペルソナ」 6タイプの詳細

以下、各タイプ別の「ワーケーションペルソナ」の詳細を説明します。
なお、記載している「ライフ・ワークスタイル」や顔写真、「課題やニーズ」については、同じタイプに属する複数のワーケーターからのヒアリング結果をまとめたものであり、特定の人物に関する記載ではございません。
また、6つのタイプで実在する先進的ワーケーター像をほぼカバーできるように、あえてペルソナの年齢設定などに幅を持たせています。

Type1 | ノマドワーカー(20代)

ライフ・ワークスタイル】
大学新卒から就職はせず、クラウドソーシングやSNS等を経由して、Web製作やロゴ作成などのデザイン案件を受託して収入を得ている。
実家を生活の拠点に、HafHなどホテルサブスク、ADDressやLivingAnywhere Commonsなど定額住み放題サービスに加入し、毎月の住居費などは節約しつつ、京都や沖縄などに1週間単位で滞在し、デジタルノマド生活を楽しんでいる。
コミュニケーションが好きで、InstagramやTwitterで積極的に発信をしている。

課題やニーズ
・滞在先の設備の充実度合い(WiFiテレワーク環境や洗濯乾燥機など)
・宿泊場所から少し離れたドロップイン利用可能なコワーキングチェーン店ではないカフェの情報
周辺施設の利便性(食料品や日用品の買い物、レンタカー以外の移動交通手段など)の情報収集
・ランチ場所はInstagramで場所から検索し、写真を見て決めたい
・滞在先での気の合う仲間と出会いたいので、サポートがあると嬉しい

Type2 | 在宅勤務IT開発者(20代後半~30代)

【ライフ・ワークスタイル】
新卒で入ったIT企業を3年で退社し、現在はフリーのプログラマー
普段はデスク環境が整った自宅で作業しているが、心身の健康のためにも、ときどき自然を感じられる場所でワーケーションしている。
快適で外部ディスプレイがあり、開発に集中できるコワーキングが好み。
人との交流には積極的ではないが、趣味のサイクリングで仲間と旅するのがマイブーム。
現在は、大学時代の仲間と起業準備中で、拠点は大都市部以外のどこかの地域に置きたいと考えている。

課題やニーズ
・パソコンでの作業に集中でき、デスクやチェア、サブディスプレイなどの設備が充実
・作業後にすぐにリフレッシュできる環境
・ギークハウスなど興味関心分野が近い仲間と出会い、交流できる環境

Type3 | 旅好きテレワーク会社員(30代~40代)

【ライフ・ワークスタイル】
若い頃はバックパッカーとして世界中を旅行し、SNSでライフスタイルを発信
東京の大手企業で営業現場を経て、新規事業企画に抜擢されテレワーク勤務中心。
環境問題への関心が高く、10年前にプロボノでご縁のあった特定地域と関わり、自分の知人を順番に案内しながら、地域課題解決型の複業にも取り組んでいる。
ときには、会社には告げずに地域に滞在したまま会社のテレワークをしている、いわゆる「隠れワーケーター」。
恋人と一緒に地方移住も検討中。

課題やニーズ
・本業が忙しいため休みを取りづらく、地域とゆっくり関わることができない
・移動頻度を減らし、地域に滞在しながらテレワークすることで交通費の出費を抑えたい
・補助はいらないので、会社にはワーケーションを禁止せず許可してほしい
・家庭を持ち、子育てをするなら、自然が豊かな地域を選びたい

Type4 | 子連れワーケーター社員(30代)

【ライフ・ワークスタイル】
子育てしながら企業でフルタイム勤務中。出張が多く、5歳の子どもをおいていけないことから、自ら子連れワーケーションを実践してきた経験を活かし、会社の新規事業として働き方改革に関するオンライン座談会や、親子ワーケーションのモニターツアーを企画・開催している。
出張先での保育施設探しに苦労しており、業務に支障が出ることもある。
来年、子どもが小学生になることを機に、働き方を見直す必要に迫られている。

課題やニーズ
・子連れで人数が増える分、滞在費等の費用がかかる
・出張先での業務中の子どもの一時預け先の確保
・小学校入学後の学校登校の壁
・子どもに学びや自然体験を与えられる第二第三のふるさとを作りたい

Type5 | 大企業働き方改革担当(30代後半~50代)

【ライフ・ワークスタイル】
大企業の人事総務社員で、新時代の働き方と雇用改革を検討している。
主に社員の有給休暇取得促進や、場所を選ばない働き方による創造性の刺激を目的に、社内で試験的にワーケーションを実践している。
同時に新卒採用や離職防止の観点から、自由な働き方への要望が高まる若手社員を対象に、ワーケーション勤務解禁への課題を検討中
自社の役員層にもワーケーションを推奨したり、同様の課題意識を持つ他の企業や自治体と連携して各地でモニターツアーを企画している。

【課題とニーズ】
・ワーケーションや場所を選ばないテレワーク勤務制度導入時の労務管理上の課題を解消したい
・社員の属性(若手・中堅・経営層)や職種ごとに最適なワーケーション実施をサポートしたい
・自治体からの補助金が無くなった後も持続可能なワーケーション制度設計

Type6 | 多趣味シニア経営者(50~60代)

【ライフ・ワークスタイル】
都市部で中小企業を経営するオーナー社長。経営計画を検討する際などに「一人合宿」的なワーケーションを実践している。
社内でも地域課題を学ぶ合宿型のワーケーションを年に数回実施している。
現在は、エンジニアの新規採用と離職が課題となっており、福利厚生の充実とコスト負担のバランスに悩んでいる。
趣味はサーフィンやバイク、DIYなど多彩で、仕事とプライベートの境目が曖昧で自由な働き方をしている。そろそろ経営は次世代に引き継ぎ、自身は自然豊かな地方に移住したいと思っている。

【課題とニーズ】
・社内にワーケーションを導入するための制度を整えることによる離職防止と採用促進
・社員が自律型人材に成長し、新たな事業にチャレンジできる社風作り
・個人としては移住先の候補探し

ワーケーションの現状と課題

​​「ワーケーション」とは、「ワーク」+「バケーション」の造語で、「テレワーク等を活用し、リゾート地や温泉​「ワーケーション」とは、「ワーク」+「バケーション」の造語で、「テレワーク等を活用し、リゾート地や温泉地、国立公園等、普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うこと」と定義されています。(※1)
しかし最近では、その定義の幅も拡大されつつあり、一般社団法人 日本ワーケーション協会によると、ワーケーションには他にも「拠点移動型(Work+Location)」や「研修型(Work+Education)」など7つのタイプに分類され、「非日常の土地で仕事を行うことで、生産性や心の健康を高め、より良いワーク&ライフスタイルを実施することができる1つの手段」として定義されています。(※2)

一方で、国内で積極的に活動しているワーケーション実践者である「ワーケーター」の中には、働き方もニーズも異なる多様な人々が含まれ、その実像が不明確であるという課題が存在しています。

例えば、自治体や旅行事業者が、国の補助金などを活用して開催する「ワーケーション・モニターツアー」では、具体的なターゲットユーザ像の想定が不十分なため、ツアー参加者が集まらず開催が中止となる事例が発生していま例えば、自治体や旅行事業者が、国の補助金などを活用して開催する「ワーケーション・モニターツアー」では、具体的なターゲットユーザ像の想定が不十分なため、ツアー参加者が集まらず開催が中止となる事例が発生しています。また仕事中心でテレワーク業務の時間をしっかりと確保したいツアー参加者に対して、観光コンテンツや地域交流イベントなどを盛り込みすぎてしまうことで、ワーケーション実施に対する満足度を下げてしまう事例も散見されています。

また宿泊施設やコワーキングスペースなどでは、ワーケーターの具体的なニーズを捉えきれていないことから、新規集客やリピーター獲得につながらず、ワーケーションのための設備投資などが効果的に売上に寄与していないなどの事例も出てきています。

(※1)観光庁「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー より
 https://www.mlit.go.jp/kankocho/workation-bleisure/
(※2)一般社団法人日本ワーケーション協会「ワーケーションとは?」より
 https://workcation.or.jp/workcation/

「ワーケーションペルソナ」公開の経緯

このような課題を解消するための1つのツールとして、神奈川ワーケーションNaviの編集長であり、日本ワーケーション協会の公認ワーケーションコンシェルジュとしても活動している弊社代表の福田が、これまでに出会ったワーケーターからの聞き取り結果をまとめ、2022年1月時点で国内で活動している「先進的なワーケーター」のイメージを6つのタイプの具体的な仮想ユーザ像に分類した「ワーケーションペルソナ」として公表することとしました。

マーケティング用語として使われる「ペルソナ」は、製品やサービスを利用する架空のユーザ像という意味で使われています。具体的なユーザ像であるペルソナを設定することで、ワーケーターのライフ・ワークスタイルを理解し、課題やニーズを把握しやすくなることで、各ペルソナのニーズを満たすサービスや施策を検討することができるようになります。

今回の「ワーケーションペルソナ」に含まれるワーケーターは、2019年のコロナ禍以前からワーケーションに先進的に取り組んでいる「イノベーター層」と、その後のテレワークの普及などに際してワーケーションに取り組むようになった「アーリーアダプター層」に絞ってペルソナ化しました。最近になって徐々にワーケーション市場に登場しつつある「アーリーマジョリティ層」については、ペルソナ化の対象外としています。

「ワーケーションペルソナ」に関するお問い合わせ

「神奈川ワーケーションNavi」編集長の福田は、公認ワーケーションコンシェルジュの一人として、ワーケーションに興味をお持ちの企業自治体宿泊・旅行事業者個人の方のご相談に対応しておりますので、「お問い合わせフォーム」からお問い合わせください。

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